自作マップ「水辺の旅人」製作記(1)

もう大分経ってしまいましたが、
マップコンテストのお披露目の生放送では
いろいろコメントをいただきましてありがとうございます。
マップコンテストに出して
少しは報われたような気がいたします。

マップコンテストのページでデータが公開されております。
もし、ダウンロードしていただけるという
奇特な方がいらっしゃいましたら
こちらのマップコンテストからどうぞ~

さて、今回は製作記と題しまして
このマップについて
もう少し細かいところ、こだわったところについて
何回かに跨いで話をしていきたいと思います。

最初に、製作の経緯を話します。

実はこのマップは、
現在プレイが棚上げ状態になっている(放置プレイ中の)
自作マップ「アルペンルート」の隣のマップという設定。
「アルペンルート」側の開発が進めば両マップ間を
列車が行き来するわけです。

でも今回のマップでは手法を変えました。
マップコンストラクションで
自然発展はさせないで手動で作り込んでいきました。
それはなぜかというと、大きなコンセプトがあったからです。
以前にも記事で書きましたが、
実際の写真から風景を作り上げてみたかったんです。

以前から再現マップを作られている方は多くいましたが、
正直、その場所を知ってる人しか分からないんです。
マップの見所を作り込むことに私は意義を見出せましたが、
それ以外の場所(私には少なくともそう見えた場所)には
あまり意義を見出せませんでした。

きっと、再現マップを作った方は
そうではないと思われるかもしれません。
ただ、私はダイヤや再現度よりも
マップとしての風景を第一に考えたかった。
ということです。

そこで考えたのが、
地図にこだわる必要はないんじゃないかと思いました。
人は何を見て綺麗と思うか?
そう考えたとき、
地図ではなくその肉眼で風景を見たときじゃないか
と当たり前のことに気づいて、
"それなら、今回は写真を再現してみよう。
写真なら別に近所の風景を組み合わせる必要はない。
見所を繋げてしまえばいい。"
そういう作り方をすれば
元ネタが分からなくても楽しめるんじゃないかと。
そう考えました。

再現マップでも写真を参考にされていた方が
いるかもしれませんが、
遠方の風景をくっ付けることはしなかったはず。

以前の記事のとおり、実在する風景に近づけることで
前マップのような詰め込みすぎ感を取り除く狙いもあります。
よりのんびりした風景になったのでは?と思っています。

このコンセプトの下、実在する3箇所をピックアップし、
その3箇所を無理なく繋げて
世界観を発展させることにしました。
世界観を発展させていく上で
他にも参考にした場所はあるのですが、
マップコンテストの期限もあったため、
実際の風景に近づけるということはしていません。

後々で気づいたことですが、
この3箇所はただ普通のきれいな風景で
車窓からの風景ではないということです。
つまり、このセレクトでは
車窓モードからの眺めが期待できないのです。
で、実際そうでした(泣)
次回は考慮したいと考えています。

今回紹介するのは
メインとなる3箇所のうちの1箇所、
個人的には一番力を入れたと思っている場所です。
と言うのも、
実際にそこへ出かけて写真を撮ってきたからです(笑)


サテライトの矢印で指した赤い枠が今回の現場です。

では、スクリーンショットを見ていきましょう。






道路の崖下を鉄路が通り、
鉄道写真を取るには絶好の場所なんだろうなと
思いながら写真を撮りました。
私は写真を撮らないので分かりませんが、、、


こちらが実際の写真。
私は写真のど素人ですので、
その点は悪しからずにお願いします。

比べてみると迫力感に欠けてしまっているのが残念で、
実際だともっとレールが崖に潜り込んでるようになっています。
どうしてそうしなかったかというと、
そうしてしまうと海側から眺めたときに
綺麗にならなかったからです。
もう少し改良の余地はあるかなぁ・・・。

実際の写真を見てどこだか
もう検討が付いた方もおられるかもしれませんが、
ここは青海川駅周辺です。
青海川駅は信越本線の駅で
日本一海に近い駅
と言われています。

生放送で"青海川?"とコメントされた方、
大当たりです!


大きな地図で見る

Wikipediaはこちら

題材に選んだ理由はどこを見ても綺麗だったから(笑)
私がA9で作ったものは
その綺麗さの微塵のかけらもないかもしれませんが、、、





実際の写真と並べると、
A9のスクリーンショットはズーム気味ですかね、、、
恋人岬から青海川駅~北陸方面を見た構図です。
山並みの重なり具合を頑張って近づけたつもりです。
崖を緑にするのにも一苦労しました。
崖が岩肌では再現もひったくりもないでしょう…。
どうも海の砂浜を作るのが苦手なようで、
誰かご教授をお願いしたいところです。





青海川のランドマーク的な存在の米山大橋。
実際にはきれいな赤い橋です。
それはさすがに無理ですが、
民家、駅の遥か上に架かる大橋の
ダイナミックさは伝わるでしょうか?
山が低くなってしまっているのは
これ以上標高を高く出来ない
A9の仕様上、どうしようもありません。
山の風景が作りにくいんですよね。
どうにかなりませんか、ARTDINKさん?




こちらは上の大橋の反対側。
裏側はあまり再現しておりません(ぇ
大きな風車が駅から見えたので建ててみました。
ただ、1つだとどうも存在感が出なかったので、
山肌に沿って斜めに4つ配置しました。
立体感が出て、なかなかGoodだなと自画自賛。





ホームから恋人岬を撮った構図です。
それにしても砂浜はどうにかならんのでしょうか、、、
実写もA9もどっちもあんまり綺麗ではありません、、




こちらは写真に撮っていない場所ですが、
再現したつもりです。
米山大橋の柏崎方面の袂にある
観光向けの市場やレストランです。
市場やレストランの裏が崖になってるあたりが特徴的です。
でも、道路がまったく違います。
もっと手前で2つの道路は合流しているはずなのです。
A9では致し方無いか、、、。



こんなに何枚の写真を使って作り込んだ風景は
ここだけだったりします。
このマップの肝とも言える場所です。

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